華奢な私は私が求める私じゃない
でも君はそんな私を好きだと言ってくれる
そんな私だからそばにいてくれる
人間は外見じゃなくて中身って皆は言うけれど
最低限のボーダーラインは思いの外高いよね
妥協点をさぐりあって
愛の許容範囲なんかを考えて
馬鹿みたい
愛に許容範囲なんてないし
好きか嫌いただそれだけで十分でしょ
君は私を好きなんかじゃない
華奢な女が好きなのよ
私である必要なんかないよね
ピンサロ嬢でいいじゃない
君の行きつけの店のマリンちゃんでいいじゃない
華奢で黒髪ショートカットなのは私と同じ
くやしいけど顔立ちは私が負けてる
アマガエルとヒキガエルぐらいの差はあるね
ちなみに私がアマガエルよ
世間一般ではアマガエルの方が人気かもね
でもけっしてヒキガエルの方が魅力が無いというわけではないわ
背面は暗褐色で少し地味かもしれないけど
跳躍力は弱いけど
背には疣があるけど
私はヒキガエル好きよ