紙の上の旅人
十と七の太陽は
光を放ち海へ沈む
空を橙に染め上げて
水平線の彼方へ帰る
もう昼は眠るのだ
そろそろ稜線の向こうから
十と八の月が来るだろう
妖しげな雲海を泳ぎ抜け
甘い星を引き連れて
やがて静かな夜が来る
旅人よ 嗚呼旅人よ
貴方の求める色は何方に在る
昼が終わり夜が来る
沈む太陽と昇る月
両方なんて欲張りは
傍観者はきっと許さない
沈没と上昇の間
理想の間で亡者が見てる
月が眠りまた太陽が起きるまで
ゆっくり決めればいいことさ
紙の上の旅人
光を放ち海へ沈む
空を橙に染め上げて
水平線の彼方へ帰る
もう昼は眠るのだ
そろそろ稜線の向こうから
十と八の月が来るだろう
妖しげな雲海を泳ぎ抜け
甘い星を引き連れて
やがて静かな夜が来る
旅人よ 嗚呼旅人よ
貴方の求める色は何方に在る
昼が終わり夜が来る
沈む太陽と昇る月
両方なんて欲張りは
傍観者はきっと許さない
沈没と上昇の間
理想の間で亡者が見てる
月が眠りまた太陽が起きるまで
ゆっくり決めればいいことさ
紙の上の旅人