目に見えない君
『君』との初めての出会いは
中学三年の終わり頃
あやふやな形で僕の前に
姿を見せてくれた
高校生になってから会えたのは
いつでも部活動の時間だけ
真剣に向き合う僕の前に
いつでも『君』がいた
初めは四百字詰原稿用紙
何枚にも渡って『君』を描いた
段々文字は減ってしまっても
変わらずはっきりと『君』はいた
文字の中だけの 僕の神様
どうか 僕を助けて
僕は 一人じゃ歩けない
言葉の中だけの 僕の理想よ
どうか 僕に笑って
僕は 一人じゃ笑えない
今日も『君』に会うために
僕は言葉を繋ぎ続ける
目に見えない君 鳥山渉
中学三年の終わり頃
あやふやな形で僕の前に
姿を見せてくれた
高校生になってから会えたのは
いつでも部活動の時間だけ
真剣に向き合う僕の前に
いつでも『君』がいた
初めは四百字詰原稿用紙
何枚にも渡って『君』を描いた
段々文字は減ってしまっても
変わらずはっきりと『君』はいた
文字の中だけの 僕の神様
どうか 僕を助けて
僕は 一人じゃ歩けない
言葉の中だけの 僕の理想よ
どうか 僕に笑って
僕は 一人じゃ笑えない
今日も『君』に会うために
僕は言葉を繋ぎ続ける
目に見えない君 鳥山渉