[4周年記念作品]四年。
歩いた
裸足の足は血塗れで
泥や砂で真っ黒になった
白い道に 赤黒い足跡だけが残っていく
手を伸ばした
伸ばした手は救う為に
でも結局出来たことといえば
自分の首を絞めて 血反吐を吐かせただけ
十七歳の死にたがりは
二十一歳の生きたがりへ
他人に恋をしてきた
叶わぬ恋ばかり
他人を愛してきた
無条件で見返りなんて求めずに
結果手に残ったのは
ほんの少しの星粒のような希望と
四年前から変わらない大きな絶望
この先も変わらないだろうか
否、変えてみせる
僕が僕の手で 言葉で人を救い
僕が僕の手で 言葉で夢を掴む
その時が来るまで この部屋にいよう
四年。 鳥山あゆむ
裸足の足は血塗れで
泥や砂で真っ黒になった
白い道に 赤黒い足跡だけが残っていく
手を伸ばした
伸ばした手は救う為に
でも結局出来たことといえば
自分の首を絞めて 血反吐を吐かせただけ
十七歳の死にたがりは
二十一歳の生きたがりへ
他人に恋をしてきた
叶わぬ恋ばかり
他人を愛してきた
無条件で見返りなんて求めずに
結果手に残ったのは
ほんの少しの星粒のような希望と
四年前から変わらない大きな絶望
この先も変わらないだろうか
否、変えてみせる
僕が僕の手で 言葉で人を救い
僕が僕の手で 言葉で夢を掴む
その時が来るまで この部屋にいよう
四年。 鳥山あゆむ