旅のゴール
太陽が夜を朝に
塗り替えるんじゃない
夜が透明になって朝の色が滲むんだ
水に絵の具を溶かしたみたいに
涙が溢れそうな瞳で見る夜みたいに
じわりじわりと 朝の色が滲むんだよ
僕が目指した『旅の目的地』
あの景色はどうやら
「暁紅」っていうらしいんだ
あの時の僕は知らなかった
あの色にも名前はあったんだ
あれからどれだけ経っただろう
四季は巡り 出会い別れて
僕も少しずつ前に進んで
救おうと伸ばした手は
いつだって届かなくて
何度も挫けそうなこの胸の穴を
煙草とお酒で埋めて
それでも消えてしまいたい時
僕は友達を頼った
この詩はあと65字
次はどこへ行こうかな
静かで雄大な森?
凪いだ波に人々の光が映る海?
僕が次に目指すのは
星々の観客に囲まれた舞台の上だ
旅のゴール 鳥山あゆむ
塗り替えるんじゃない
夜が透明になって朝の色が滲むんだ
水に絵の具を溶かしたみたいに
涙が溢れそうな瞳で見る夜みたいに
じわりじわりと 朝の色が滲むんだよ
僕が目指した『旅の目的地』
あの景色はどうやら
「暁紅」っていうらしいんだ
あの時の僕は知らなかった
あの色にも名前はあったんだ
あれからどれだけ経っただろう
四季は巡り 出会い別れて
僕も少しずつ前に進んで
救おうと伸ばした手は
いつだって届かなくて
何度も挫けそうなこの胸の穴を
煙草とお酒で埋めて
それでも消えてしまいたい時
僕は友達を頼った
この詩はあと65字
次はどこへ行こうかな
静かで雄大な森?
凪いだ波に人々の光が映る海?
僕が次に目指すのは
星々の観客に囲まれた舞台の上だ
旅のゴール 鳥山あゆむ