ポエム
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とりやまわーるど(投稿200作品目記念)
小人に想い出の薪を渡しながら
胸の部屋を想いで暖炉で温めて
小さな窓から外を眺める
今日はいい天気だ
少し散歩でもしよう

街に出てきた
最近噂のケーキ屋を覗いてみよう
パステルカラーの道の両脇
洒落た珈琲屋を一瞥して
小さなケーキ屋の前へ
店の名前は『幸福屋』
素敵な名前の店だ

帰る途中 絵筆を持って歩く
少年を見かけた
難しい顔をしながら
絵筆を振って歩いてる
彼の見る世界が
少しだけ気になった
彼はきっと色塗少年なんだ

帰り道 空を見上げる
ああ ほら 空の裂け目から
お化けが出てきたよ
子供の時見たのと同じ 
僕は夜の正体を見届ける
太陽は眠り 月と星の時間が来てしまう
優しいお化けに攫われないように
今日は少し早歩き

家に帰って今日もビールを開けた
シャンプーハットを一緒に買った彼女は
今日は一人で買い物に行ってきたようだ
買ってきたのは小箒
鼻の前にかざして
「ヒゲ仙人」と呟いている
「君のおかげで僕は今日も笑顔だよ」って言葉は
照れくさいから言えなかった

さあ 明日はどこへ行こう
僕が憧れた憧憬を探しに
草原と海原の間でも車で行ってみようか
小さな旅の目的地は 
実は案外近くにあるのかもしれないね

明日のことを考えて
ワクワクしながらベッドに入って
楽しい夢を見て今日は眠るんだ
明日もきっと 素敵が待ってる

とりやまわーるど 鳥山あゆむ
21/04/26 00:50更新 / 言欲



談話室



■作者メッセージ
タイトルにも書きましたが 200作品目です。
節目なので 今までの鳥山の作品の世界の集大成?総集編?
面白いんじゃないかな?って

鳥山は好きなアーティストさんのメドレーとか 
マイクリレーとか大好きなんですが
そんな感じで なんかこう ワクワクが続く感じ。
皆さんにも感じてもらえたらと思います。

僕がここまで書いてこれたのは
読んでくれる皆さん
いいねを押してくれる皆さん
感想を送ってくださる皆さん
褒めてくださる皆さん
沢山の人に支えられてきたからと本気で思ってます。
誰も読んでくれなかったら 僕はここまで書いてなかった。
皆さん 本当にいつもありがとうございます。
これからも どうかお読みいただけたら。
そして 少しでも気持ちが楽になれば。

(面白いことがもう少しで発表できそうです!お待ちください!)

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