鋼の体になりたい
そしたら僕は無敵になれる
無敵になって何をするの　って？
もちろん君の笑顔を守るためだけに使うのさ

天才心理学者の脳が欲しい
そしたら僕は君の心がわかる
わたしの心をわかってどうするの　って？
もちろん寄り添って支えるために使うのさ

そんなことを話したら
君は「馬鹿な人だね」って笑ったよね
その笑顔を見て　僕は気づいた

そんなことしなくても
君の笑顔が少しでも見られただけで
僕は無敵でさ
君の目を見ていれば心がわかる
僕は君を誰より知ってたんだった
うっかり　うっかり

欲しいものはもう持ってた　鳥山渉

■作者メッセージ
あーあ