蝶の骨が落ちている
蝶の骨が落ちている
小さく 白い骨だ
いつからここに在ったのだろう
いつ この蝶は死んだのだろう
蝶の骨が落ちている
月に照らされて うっすら光っている
踏み砕いて粉々にしてしまおうか
僕に できるだろうか
蝶に骨があるのか疑問に思うかな
「ない」と主張する偉い学者様の
言葉を鵜呑みにする死体共には
きっとわからないだろう
蝶に骨は在って
僕の目の前にあって
僕は今 そっとそれを埋めたんだ
僕にとっては 真実なんだ
蝶の骨が落ちている 鳥山渉
小さく 白い骨だ
いつからここに在ったのだろう
いつ この蝶は死んだのだろう
蝶の骨が落ちている
月に照らされて うっすら光っている
踏み砕いて粉々にしてしまおうか
僕に できるだろうか
蝶に骨があるのか疑問に思うかな
「ない」と主張する偉い学者様の
言葉を鵜呑みにする死体共には
きっとわからないだろう
蝶に骨は在って
僕の目の前にあって
僕は今 そっとそれを埋めたんだ
僕にとっては 真実なんだ
蝶の骨が落ちている 鳥山渉