一千一回
一千回 あの日の僕を殺した
負け犬としてのゼロが始まった日の僕を
涙が枯れたあの日の僕を
許せなかった 憎たらしかった
気が狂いそうだった
でも 一千一回目 僕は僕を許せた
負け犬として歩み始めたから
涙が枯れてしまったから
今の僕は 在るんだ
そう思えたんだ
一千回 君への告白を考えた
山頂で 海辺で お店で 部屋で
花束を ピアスを 手紙を アルバムを
どれもダメだった 返事の台詞は決まってた
「ありがとう でも 君とは友達がいいな」
でも 一千一回目 妄想の中の君はOKを出した
なんでもない時に
なんでもない言葉で 愛を伝えた
そしたら君は頷いてくれる
そんな気がしたんだ
一千回 他人に語った夢がある
全部が全部笑われた
何もできないお前にできるわけがない
現実を見ろ って
悔しくて でも 泣けなかった
でも 一千一回目 笑わない人に出会った
素敵な夢だねって
僕はこの人と一緒に叶えたいと思った
この先を この人と歩みたいと思った
叶えられるまで 一千年だって生きてやる
一千回 想像された景色がある
妄想癖を拗らせた旅する負け犬が
初めて思い描いた景色だ
拙く 脆く 不細工な景色
海へ流された「それ」が巡り巡って
一千一回目に想像された時
思い描いた人は何を思ったのだろう
ありきたりだと思っただろうか
素晴らしいと思ってくれただろうか
その答えを聞き 次の目的地を定めるのが
今の僕のこの小さな旅の目標
その景色を現実に求めて 他でもない君と
探し回るのが僕のこの小さな人生の目標
一千一回 鳥山渉
負け犬としてのゼロが始まった日の僕を
涙が枯れたあの日の僕を
許せなかった 憎たらしかった
気が狂いそうだった
でも 一千一回目 僕は僕を許せた
負け犬として歩み始めたから
涙が枯れてしまったから
今の僕は 在るんだ
そう思えたんだ
一千回 君への告白を考えた
山頂で 海辺で お店で 部屋で
花束を ピアスを 手紙を アルバムを
どれもダメだった 返事の台詞は決まってた
「ありがとう でも 君とは友達がいいな」
でも 一千一回目 妄想の中の君はOKを出した
なんでもない時に
なんでもない言葉で 愛を伝えた
そしたら君は頷いてくれる
そんな気がしたんだ
一千回 他人に語った夢がある
全部が全部笑われた
何もできないお前にできるわけがない
現実を見ろ って
悔しくて でも 泣けなかった
でも 一千一回目 笑わない人に出会った
素敵な夢だねって
僕はこの人と一緒に叶えたいと思った
この先を この人と歩みたいと思った
叶えられるまで 一千年だって生きてやる
一千回 想像された景色がある
妄想癖を拗らせた旅する負け犬が
初めて思い描いた景色だ
拙く 脆く 不細工な景色
海へ流された「それ」が巡り巡って
一千一回目に想像された時
思い描いた人は何を思ったのだろう
ありきたりだと思っただろうか
素晴らしいと思ってくれただろうか
その答えを聞き 次の目的地を定めるのが
今の僕のこの小さな旅の目標
その景色を現実に求めて 他でもない君と
探し回るのが僕のこの小さな人生の目標
一千一回 鳥山渉