鳥山さん 振り返る
忘れたいことほど忘れちゃいけないんだ
17歳の春 そう思い知った
学校を辞めてすぐだった
失恋して 全部全部無くした気でいた頃だった
本当は何にも無くしていないことに
気がつくのは その少し先だった
忘れたくないことほど忘れてしまうんだ
18歳の春 そう学んだ
手が届いたのに 離してしまったすぐ後だった
忘れないように って思ってても
全部全部ぽろぽろと こぼれ落ちてしまった
拾い集めても すぐに消えてしまった
誰かを笑顔にするのは 難しいことなんだ
19歳の今春 そう感じた
やりたいことに 片っ端から手をつけた
どれも誰かを笑顔にしたくて始めた
でも 不器用な僕の手は
誰かの笑顔はとても遠いものだった
もう後半年もすれば 僕は大人の仲間入り
眠るのが怖い少年は
きちんと大人になれるか不安だ
思い出も 笑顔も 夢も
取りこぼさないようにできるのか
この手を離さずにいられるか
不安には負けたくない
鳥山さん 振り返る 鳥山渉
17歳の春 そう思い知った
学校を辞めてすぐだった
失恋して 全部全部無くした気でいた頃だった
本当は何にも無くしていないことに
気がつくのは その少し先だった
忘れたくないことほど忘れてしまうんだ
18歳の春 そう学んだ
手が届いたのに 離してしまったすぐ後だった
忘れないように って思ってても
全部全部ぽろぽろと こぼれ落ちてしまった
拾い集めても すぐに消えてしまった
誰かを笑顔にするのは 難しいことなんだ
19歳の今春 そう感じた
やりたいことに 片っ端から手をつけた
どれも誰かを笑顔にしたくて始めた
でも 不器用な僕の手は
誰かの笑顔はとても遠いものだった
もう後半年もすれば 僕は大人の仲間入り
眠るのが怖い少年は
きちんと大人になれるか不安だ
思い出も 笑顔も 夢も
取りこぼさないようにできるのか
この手を離さずにいられるか
不安には負けたくない
鳥山さん 振り返る 鳥山渉