ポエム
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花の名
月日の移ろいに強迫されて

紡ぎ出した言葉を道端に捨てた

まもなく散りゆく花の名は

未だ誰も知らない

感情の波は物語だ

いつか終わる

終わりを見ながら

前に進んだ

終わりがあることを言い訳にした

でも終わってしまえば

美化されてそれは傑作となる

人は儚さに夢を見て

儚さを美しさと誤認する

花の名すら知らずに
23/05/09 00:59更新 / tetrapod



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