二足歩行
いつからか閉じ込められた紫色のモヤのような檻に
今日で別れを告げよう
アスファルトの匂いや
電信柱に擦り付けられた煙草の跡を
背中に背負って
先の見えないトンネルに
足を踏み入れた
氷漬けのスマートフォン
朝と夜に見るのも
嫌になるんだ
必死なんだろう
世の中のどこにボクがいるか
消えてなくなる火の粉は
風になってゆらゆらと
遠くの空をとんでいる
桜の季節になったのか
見えていた景色は見てはいなかったのだなと
素晴らしい世の中だったのは
知っていたはずだった
知らない街の知らないよるに
ふわりと浮かぶ桜の光を
まだ出会いと別れと思えていた
そんな時もあった
地を張って世を見るのだ
まだまだやり残したことが頭の中に浮かんでくるのだから
今日で別れを告げよう
アスファルトの匂いや
電信柱に擦り付けられた煙草の跡を
背中に背負って
先の見えないトンネルに
足を踏み入れた
氷漬けのスマートフォン
朝と夜に見るのも
嫌になるんだ
必死なんだろう
世の中のどこにボクがいるか
消えてなくなる火の粉は
風になってゆらゆらと
遠くの空をとんでいる
桜の季節になったのか
見えていた景色は見てはいなかったのだなと
素晴らしい世の中だったのは
知っていたはずだった
知らない街の知らないよるに
ふわりと浮かぶ桜の光を
まだ出会いと別れと思えていた
そんな時もあった
地を張って世を見るのだ
まだまだやり残したことが頭の中に浮かんでくるのだから