真似っこの私
本が好きだった
本に触れると手の先がそわそわして
血が騒いだ
私も本を書きたいと思った
でも書けなかった
私の言葉は
私のものじゃなくて
誰かの言葉だった
あの人の言葉の真似っこだった
絵が好きだった
絵を見ると心がドキンドキンして
カラフルな海に溺れた
私も絵を描きたいと思った
でも描けなかった
私の色は
私のものじゃなくて
誰かの色だった
あの人の色の真似っこだった
思い通りに言葉を綴って
思い通りに色を乗せられたらなあ
いいのになあ
本に触れると手の先がそわそわして
血が騒いだ
私も本を書きたいと思った
でも書けなかった
私の言葉は
私のものじゃなくて
誰かの言葉だった
あの人の言葉の真似っこだった
絵が好きだった
絵を見ると心がドキンドキンして
カラフルな海に溺れた
私も絵を描きたいと思った
でも描けなかった
私の色は
私のものじゃなくて
誰かの色だった
あの人の色の真似っこだった
思い通りに言葉を綴って
思い通りに色を乗せられたらなあ
いいのになあ