ポエム
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儚くてどこか愛おしい様な
1人ぼっちの朝
ちっぽけな贅沢
厚切りトーストと
淹れたてのブラックコーヒー

儚くてどこか愛おしい様な
そんな刻
流されるがまま生きて
生き急いでる

だから
刻を見つけて立ち止まろう


1人ぽっち歩く道
ぼちぼち帰ろうか
泣きそうな夜だ
月が綺麗です

儚くてどこか愛おしい様な
そんな瞬間
揺れる触れる知らぬ人波
孤独を見る

だから
刻を見つけて立ち止まろう

ここには
僕の生きた証なんてない
だから
せめてさ
忘れそうな一瞬を
静かにそっと手のひらに
閉じ込めて

確かなシャッターを切って

命を走り終えた時
そこにいる誰かが
その一瞬を数秒に
数秒を数分に
数分を永遠に
してくれたら嬉しい

それでいい

それがいい
20/01/26 17:44更新 / 紫陽



談話室



■作者メッセージ
忙しい毎日の中で少し立ち止まって、
小さな幸せや愛おしいものを見つけるのも大事だなぁと思って。
好きなカメラや写真と絡めて書いた詩です。

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