救済
赤い赤い夕焼けの
眩しく優しい光の中
荒れた大地をしかと踏みしめ
緑の木々をかきわける
険しい道をいくつも乗り越え
止まることのない風の中
少し目にかかる前髪をたなびかせ
一息をつくと
虚ろなる瞳を持つものは
また足を踏み出した
その者の歩みは消して止まらず
息が切れようと
足が擦り切れようと
体がいくら悲鳴を上げようとも
進むことを諦めることはなかった
沈みかけていた光がもう一度上る頃
彼の者はようやく目的の地に辿り着き
赤い赤い朝焼けの
燃えるような光の中
静かにその身を投げ出した
最後の最後のその瞳には
僅かの希望が灯されていた
眩しく優しい光の中
荒れた大地をしかと踏みしめ
緑の木々をかきわける
険しい道をいくつも乗り越え
止まることのない風の中
少し目にかかる前髪をたなびかせ
一息をつくと
虚ろなる瞳を持つものは
また足を踏み出した
その者の歩みは消して止まらず
息が切れようと
足が擦り切れようと
体がいくら悲鳴を上げようとも
進むことを諦めることはなかった
沈みかけていた光がもう一度上る頃
彼の者はようやく目的の地に辿り着き
赤い赤い朝焼けの
燃えるような光の中
静かにその身を投げ出した
最後の最後のその瞳には
僅かの希望が灯されていた