窓という窓 扉という扉を開け放し
外への第一歩を踏み出す
そうしてポカポカした陽気に照らされながら
弾みそうな気持ちを抑え緑の中を歩く


頬にあたる風はビュウビュウと私を歓迎し
青々と茂る草木は客人の到来の喜びに揺れる
今この場にいる生き物達は一斉に鳴きだし
小さな小さな宴の始まりを告げる


さあ 飲め！
さあ 食え！
さあ 踊れ！
我らの宴の始まりだ！


宴は夜深くまで続き
辺りはだんだんと静まり返る
そうして美しい白銀の光に照らされて
この宴は終わるのだ


明日はどんな扉を開こう
海に泳ぎに行くのも良い
空に羽ばたきに行くのも良い
それともまた此処に来ようかな




世界は広い
そして面白い
誰にだって平等に世界はある
せっかく生まれたこの人生
楽しまなければもったいない


私にとって
世界は無限だ