久しぶりの散歩
葉桜となる頃に
その木の下を通ると
散り残った花びらが
ひらり ひらり
申し訳なさそうに風に舞う
ふと 足元を見ると
桃色の絨毯が
どこまでも続いていき
その上を歩くのに
少しの罪悪感を覚える
その時
ゴウ ゴウ ゴウ
頬を撫でていた風が
より一層強くなり
思わず目を閉じる
目を開けると
あの桃色の絨毯は
いつの間にか若草色の絨毯となり
辺りには青々とした草が茂っていた
もう 帰ろうかな
何となくそう考えて
今まで進んできた道を振り返り
一歩 一歩
踏みしめるように歩き出す
その様子を
あくびをしている猫と
差し込む夕日だけが
見守っていた
その木の下を通ると
散り残った花びらが
ひらり ひらり
申し訳なさそうに風に舞う
ふと 足元を見ると
桃色の絨毯が
どこまでも続いていき
その上を歩くのに
少しの罪悪感を覚える
その時
ゴウ ゴウ ゴウ
頬を撫でていた風が
より一層強くなり
思わず目を閉じる
目を開けると
あの桃色の絨毯は
いつの間にか若草色の絨毯となり
辺りには青々とした草が茂っていた
もう 帰ろうかな
何となくそう考えて
今まで進んできた道を振り返り
一歩 一歩
踏みしめるように歩き出す
その様子を
あくびをしている猫と
差し込む夕日だけが
見守っていた