ポエム
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桜の花びらが舞う頃に
音もなく散って
消えていったあなたに
どうか暖かい幸せが
訪れますように

春がくるたびに
あなたを思い出しては
あたしはひとり木陰で
涙を溢していた

吹き過ぎる春の風よ
この行き場のない想いを
花びらと一緒に舞いあげて
青空に隠しちゃってよ

ねぇ もう一度名前を呼ばせて
この冷たい手を握って
優しいあなたの温もりが
今何よりも大事なんだ
悲しみも苦しみも痛みさえも
あなたがくれたものなら
何だって愛することができた
あの日が恋しい


音もなく散って
消えていったあなたに
どうか刺すような悲しみが
降りかかりませんように

春がくるたびに
あなたの欠片たちが
あたしをそっと包み込んで
癒してくれるんだ

輝きだす春の草木よ
この行き場のない想いを
二酸化炭素と一緒に吸い上げて
緑に変えちゃってよ

ねぇ もう一度手をつながせて
そのあったかい手で握って
器用で不器用なあなたはきっと
あたしの片割れなんだ
寂しさも切なさも弱ささえも
あなたがいてくれたなら
何だって越えられそうだよ
遠くから見ててね


焦り迷い繰り返し
あたしは大人になっていく
淡い想い振り返り
あなたはきっとそばにいる

桜色に染まる
あたしのココロの中に
ずっと ずっと


ねぇ もう一度名前を呼ばせて
この冷たい手を握って
優しいあなたの温もりが
今何よりも大事なんだ
悲しみも苦しみも痛みさえも
あなたがくれたものなら
何だって愛することができるよ
あの日のように

あたしあなたを愛してるよ
ずっと ずっと

あなたはここにいるんだ
19/03/04 15:25更新 / Eine



談話室



■作者メッセージ
閲覧ありがとうございました。

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