メタリックワイン
倒した瓶から零れるのは滴じゃない
それは理解不能な言語を喋る星屑
弾ける酔いがそうさせるんだ
流れに乗って現実もろとも怪我したい
料理された君の心臓が皿に乗る
誰かが僕に贄を捧げたのだろう
ゆっくり咀嚼し嚥下して
粘液に絡む夢を見ている
メタリックワイン、煌めく効能
熟成された美酒には毒が盛られているのか
舌で転がし確かめれば
妄想は珍しくもない硝子の壁に阻まれて
僕の中の起爆装置で爆破する
加速止めない詩情の暴走を
止めに入った古いカミサマを返り討ち
僕の爛々と輝く眼の色に
そいつはみるみる勢いを失って
杖を落として去って行く
汚染したい汚染したい汚染したい
グラスに注がれる現実を
普く気体と化して蔓延したい
首筋に刃物突き付けられても
今はなんにも怖くない
揮発性の高くなった頭で宣言するよ
此処が始まりであり終わりであると
それは理解不能な言語を喋る星屑
弾ける酔いがそうさせるんだ
流れに乗って現実もろとも怪我したい
料理された君の心臓が皿に乗る
誰かが僕に贄を捧げたのだろう
ゆっくり咀嚼し嚥下して
粘液に絡む夢を見ている
メタリックワイン、煌めく効能
熟成された美酒には毒が盛られているのか
舌で転がし確かめれば
妄想は珍しくもない硝子の壁に阻まれて
僕の中の起爆装置で爆破する
加速止めない詩情の暴走を
止めに入った古いカミサマを返り討ち
僕の爛々と輝く眼の色に
そいつはみるみる勢いを失って
杖を落として去って行く
汚染したい汚染したい汚染したい
グラスに注がれる現実を
普く気体と化して蔓延したい
首筋に刃物突き付けられても
今はなんにも怖くない
揮発性の高くなった頭で宣言するよ
此処が始まりであり終わりであると