あの腕のやさしい翠
闇にうかんだ宝石
露ときえるまえに
たどりついた一枚の葉
しなやかな枝を咲かせ
抱きよせる命ははかなく
ちいさく震えていた
だから守りたかった
みどりいろの瞳でみつめる
すべての行く末が
必ずしもしあわせとは
いえなくても
いつか地中にはり巡らせた
けっして美しくはない根が
あなたに届くと信じるのなら
魔手は希望に変わるのでしょう
生きるために棘をまとい
毒をしたたらせることも
相手を喰らうことさえもいとわぬ
その強さで
そう、
ひろげた腕に
伸びてゆくからだに
光をうけて
あの色を誇るように
やさしくある大樹のように
両手を空にかざして
雲をめざし立ち上がってゆけ
まだみぬ翠を抱いて
露ときえるまえに
たどりついた一枚の葉
しなやかな枝を咲かせ
抱きよせる命ははかなく
ちいさく震えていた
だから守りたかった
みどりいろの瞳でみつめる
すべての行く末が
必ずしもしあわせとは
いえなくても
いつか地中にはり巡らせた
けっして美しくはない根が
あなたに届くと信じるのなら
魔手は希望に変わるのでしょう
生きるために棘をまとい
毒をしたたらせることも
相手を喰らうことさえもいとわぬ
その強さで
そう、
ひろげた腕に
伸びてゆくからだに
光をうけて
あの色を誇るように
やさしくある大樹のように
両手を空にかざして
雲をめざし立ち上がってゆけ
まだみぬ翠を抱いて