人はなぜ永遠を生きられないのに
本気の嘘を並べ立てるの？

限られた時間の中で
遭遇する無駄な選択肢
選ぶ前に棄てたらいいのに

塵みたいな一瞬でも
かき集めれば大きな損失だし
遠回りするだけの価値があったのかな
プレミアつけられるほどの段階には
まだどこも達してないみたい

まるで記号のように
形だけの「キミ」は唐突に現れて
まっ暗闇の近道を指差してみせた

それならキミに近づきたい
キミへと続く吊り橋を
安全に渡り終えるまで
とても長く短く感じてく生きざま

少しの風で簡単に揺れ動く
あやふやな気持ちを
誰もがどこかに抱えてる

だから
「ずっと」なんて言わなくていい
最初から守れない約束
口からでた虚しさを
胸の奥に刺したままにしないでよ

いつか想いが色褪せた時に
「傷痕コレクター」なんて
自慢にもならないから

ありがちなパターンと穴に
ハマッてること気づいてた
ありがちだと抜け出そうとするほどありがちで
そんな時は「またか」と笑い飛ばしてね

いつまで側にいられるの？
いつまで約束守れるの？
揃いも揃って同じことばかり描いたら
浅いはずの傷痕を腐らせた

飾ってもサマになっちゃうくらい
磨かれた宝石に変えられる痛み
傷痕コレクター
軽い気持ちの本気の嘘で
ひかってくいびつな「永遠」がある