ポエム
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祈願反転
いつも顔を伏せ
声を潜めて泣いていた
来る朝が眠りを拒み
冴えた眼が抱える暗い天井
まだ見ぬ先へと重ね合せて

違うことひとつ増やせば
全部越えられると誰が言ったのか
真偽は如何にと憎んだ

どうやったら立ち向かえる
寂しさを描く神様のように
誰か達は納得行かずに
文句言っては跳ね返されて
いい加減不幸自慢は飽き飽きた

"落ちてるんだろ鍵は"
"その檻の中に"

どうやって立ち向かう
癒えない傷を持つ神様のように
違うこと増やせば全部越えられる
その言葉を信じたい

ただ、今は

綺麗事過ぎる願い
もう一度願うことを赦したまえ

泣いた日々は決して無駄じゃないと
思っても信じてもいいんだね
朝を迎え入れてもいいんだね
15/10/19 23:12更新 / キョーカ



談話室



■作者メッセージ
自分にとって詩が不幸自慢の道具になって欲しくはないです

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