ポエム
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妄想狂きらきら絵日誌
きょうは鉛の冠を頂く邪神が
ムラサキに蠢く無数の配下に
真っ青な粘液を原料にした
脳髄きらめく飴の製造を命ずる

「パッケージは何にしますか」
「どこの誰にあげますか」
配下は智恵を絞って作り出す

甘く弾けるその飴は
狂った筆にだけ見える飴
詩情を求めて止まないのなら
病む前にお召し上がりくださいな

言霊をありったけ吐き出したら
ゲロを掃除してくれる配下が通りますから
さあさ、いくらでも口の中頬張って

その瞬間の血飛沫なんか
気にしなくてもいいのです

この妄想狂が、
思い巡らす必要などないのです

邪神はオニキスの眼を剥いて
ここへ引き込んだニンゲンを見る

星を一面に鏤めたかのような
ニンゲンの感情の漣に惹かれて
毎日詩の暗海へさらっては
絵日誌をつけることを止めない

邪神はニンゲンの感情を真似て作った
脳髄きらめく飴を空から
快晴の夜にばら撒く夢を見ている
15/01/21 15:32更新 / キョーカ



談話室



■作者メッセージ
いきなりこんな詩でいいのかと思いながら投稿させて頂きました…汗

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