私を照らす道端の電灯
手に入る物の少なさ
輝かしくない日々
少し欠けた月

完全じゃなくても
それで十分

欲しいものがあれど
いつか捨てると思えば
必要ない気がする

傷だらけの腕時計は
正確に時を刻んでいる

名前は
今でも呼ばれている

求めるほどに
何かを失った
失うごとに
何かを求めた

何者かになろうとして
自分自身を失った
自分自身を探して
何者かになろうとした

そんなことを
繰り返したから
意味を求めてしまった

意味なんかないのにね

もういいんだ

これで十分

I am what I am.

■作者メッセージ
「足るを知る」
好きになった考え方です