ポエム
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冬の紅葉を見て
紅葉の時期を過ぎれば
あの紅かった葉も
土の色と変わらない
美しかったといえど
木から落ちてしまえば
土と変わらない

その姿は誰も気にしていない
もはやきれいではない

しかし

そこにこそ真の姿が
あるのではないか

紅葉は見せようとしていない
ただ
紅葉としての役目を
終えようとしているだけだ

目の前を一枚
また一枚と落ちていく中で
命の散るときを待っているとは
なんと儚いものだ

ああ君は
今日を生き抜くことを
最後と思っているのだろう

私もそう思わねばならない




紅すぎて
土になりゆく
散り際に

今日を最後と
思わざらんや
20/12/17 23:22更新 / 眞六 あつし



談話室



■作者メッセージ
散り際が最も美しいとか

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