ポエム
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狡い人 #まろ黒詩
春が来る度に
君を思い出す
あのときのあの言葉
約束だと思ってた

待ちわびた日が
訪れることはなく
季節は巡り
何度目かの春

どれほど期待しても
現実は変わらなかった
あふれ出た思いは
足元に沈んでいった

「ずっと一緒にいようね」
「会えなくても繋がってるよ」
「いつも信じているから」
嘘にしたのは僕なんだ


同じ帰り道
同じ駅のホーム
君は笑顔で
さよならを言う

これでよかったんだ
そう思いたい
二人のためなんだ
そう思いたい

飽きるほど見た君の姿は
もう消えてしまったけど
あの焼き付いた笑顔は
消えてくれなかった

「ずっと一緒にいようね」
「会えなくても繋がってるよ」
「いつも信じているから」
嘘にしたのは僕なんだ

時は流れて大人になって
人を愛せたのは
心に刻まれた君の言葉が
勇気をくれたから

君とずっと一緒にいたのに
会えなくても繋がっていたのに
いつも信じられていたのに
嘘にしたのは僕なんだ

嘘にしたのは僕なんだ
20/01/07 22:25更新 / 眞六 あつし



談話室



■作者メッセージ
駆け出しシンガーソングライターが一人でギター掻き鳴らしながら歌いそうな歌詞です。
もはや詩ではありません。
構成はAメロBメロサビAメロBメロサビCメロサビです。

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