私は、あなたの中の私を見ていた
あなたは優しかった
意地を張ったり
からかってきたり
ケンカもしたけど
たぶんずっと優しかった
私はあなたの影を追いかけていた
生きていればあなたは必要だけど
あなたのために生きなきゃとは思わなかった
きっとあなたではなく
あなたの中の私を見ていた
たぶんずっと
でもあの日
「私はあなたのためにいるんだよ」と
「あなたが私のためにいるんじゃないんだ」
とあなたは言った
そして、泣いた
あなたの思いが私を包んだ
温かくて大きな愛に包まれていると思った
これからは
私の中のあなたを見ていこう
あなたの思いを大切にしていこう
私は
私のために
私を思ってくれる人のために生きていける