まちがえる
田舎蛙は
餌とりの帰り
道を間違え
街へ出てしまった
見るもの全てに
胸踊り心奪われた
田舎蛙は
街に住み着いた
唄声をいかし
生計を立て
伴侶とも出会い
子供も産まれた
田舎蛙はふと
親の事を思い出した
家族を連れ
田舎へ戻った
親に会いに行くと
どなたと首をかしげられる
田舎蛙は歌ってみせたが
声がちがうと追い返された
帰り道で田舎蛙は泣いた
涙が沢山出て水溜まりができた
そこに映っていたのは
見知らぬ街蛙の顔であった
餌とりの帰り
道を間違え
街へ出てしまった
見るもの全てに
胸踊り心奪われた
田舎蛙は
街に住み着いた
唄声をいかし
生計を立て
伴侶とも出会い
子供も産まれた
田舎蛙はふと
親の事を思い出した
家族を連れ
田舎へ戻った
親に会いに行くと
どなたと首をかしげられる
田舎蛙は歌ってみせたが
声がちがうと追い返された
帰り道で田舎蛙は泣いた
涙が沢山出て水溜まりができた
そこに映っていたのは
見知らぬ街蛙の顔であった