手を伸ばせば 届きそうに感じる
自分だけの太陽

朝焼けの海に溶け込みながら
私を待っている

あなたに 憧れて 憧れて
カモメになってみるのだけれど
羽根が折れるほど
高く舞い上がっても
あなたが 少し眩しいだけ

手を伸ばして タッチしたい
たとえ 焼け焦げても

"差し出した翼 使ってね" と
感涙の笑みで
波間へと 落ちていけるでしょう

魂は あなたの色に染められて
虹を彩れる 水滴と なれるでしょう

あなたが光れば 私は
七色を放てるプリズム


そう あなたに触れしものは皆
そのまばゆさに 心揺さぶられ

あなたのように
美しさを散りばめたいと

花を 見守る
星座を 結ぶ
虹を 彩る 化身となってしまうのでしょう

誰かを そっと輝かせたいと
変化(へんげ)したくなる

あなたの元でなら

■作者メッセージ
お読み下さり
ありがとうございます。