ポエム
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親友
親友を怒らせた。


陳腐で大したことではないと
軽んじた。

否は自分にある。
わかっている。
男らしくないのは生まれつきだ。

モヤモヤした。


親友だと思ってた。
感謝もいっぱいだ。
辛いことも楽しいこと一緒に過ごした。
と俺は思っている。

謝ろうと思う前に


絶交だと言われた。
俺にはそう聞こえた。
言葉は難しい
人によって解釈が違う。

お前みたいなやつは親友にいらないと同義だったんだ

何かが粉々に砕けた。
何かはわからない
何か…


よっぽど辛かったのだろうと
思ったし
心から申し訳ないと思った。


でも、その言葉は…
俺には、無理だった。

間違いや過ち
建前と本音
相手を奮い立たせようと言ったひどい言葉

どれでもない。
心の声に聞こえたんだ。

悲劇のヒロインぶってるのかもしれない
そう思われたのならそうなのだろう。

俺はバイバイと言った。

すると相手は修復する気はないのかと言った。
申し訳ないがそんな気力はない。
普段から自分に自信を持ってない俺が
なぜそう言えると思う。
消えてなくなりたいとさえ思うことがある俺が。

俺と関わって腹がたって、不快な思いをして
辛い思いをするなら
俺と関わらないほうがいいと心から思った。

こんなことを言うから悲劇のヒロインぶってると
言われるんだろう。
相手の思いからすれば、それが間違ってるんだろう。


先に繋いでいた手をふりほどいたのはどっち?

こんな俺はいらないんでしょ?

俺は変われない。
どうしよもないクズなんだろ?

友達ってなんだ?
親友ってなんなんだ!

つながりってなに?

SNS?
ラインのアドレス?
電話帳?

俺は違うと思ってた



と俺から目線の言い分を言ったところで
何も変わらない
覆水は盆には反らないのだ。


確かなことは感謝をしているということだ。
はんぶんこできる喜びを教えてくれて
支えてくれて

こんな、ちゃらんぽらんな俺が言ったところで
信用できないだろうけど

心からありがとうって思ってる。
21/02/23 22:56更新 / でぶっきー(アテスエ)



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