ポエム
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冬の予感
うすい空色の空を

冷たい水で吹き上げて

蒸発する一瞬前にできる拭き跡のような雲


申し訳なさそうに届いた

薄い陽が雲の隙間に滲んで

淡く優しく光る日差し


百日草もキンケイギクも

茶色い種に姿を変えて

街路樹も葉っぱを脱ぎ始めた


夕焼けは空を黄色にして

雲を紫がかった濃い灰色に染める


夕日はあっという間に消えていく

一番星があっという間に顔を出す


22/11/25 18:30更新 / 晏(あん)



談話室



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