赤い月の登る屋上
街灯が灯る街中
僕は1人で歩いていく
何年か前にした
親友との約束を果たすため
彼は
「俺は逝く。お前も後から同じ日を選んで来いよ」
それだけ言い残して逝ってしまった
僕はそれまで勇気がなかった
だから何年も先送りにしてしまった
それに日も限られていた
でも
やっと果たせる
赤い満月の夜
星が1つもない空のもと
秘密基地にしていた廃校の屋上で
全ての条件が揃った
待たせてごめんね
今逝くよ
誰もいなくなった屋上で
何処からか迷い込んだ黒猫が
なぁんと鳴いた
僕は1人で歩いていく
何年か前にした
親友との約束を果たすため
彼は
「俺は逝く。お前も後から同じ日を選んで来いよ」
それだけ言い残して逝ってしまった
僕はそれまで勇気がなかった
だから何年も先送りにしてしまった
それに日も限られていた
でも
やっと果たせる
赤い満月の夜
星が1つもない空のもと
秘密基地にしていた廃校の屋上で
全ての条件が揃った
待たせてごめんね
今逝くよ
誰もいなくなった屋上で
何処からか迷い込んだ黒猫が
なぁんと鳴いた