ポエム
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僕は
たった一度でいい
必要とされたかった
認められたかった
褒められたかった
愛されたかった
だけだった
誰1人として
僕の心の内を知ることはない
どんなに望んだって
それに見合うだけの努力したって
周りの目には映らず
ただの無駄事となっていく
そうなるとわかっていたけど
それでも必死で
やっていた
やってきた
でも僕はとうとう
誰にも必要とされず
誰にも認められず
誰にも褒められず
誰にも愛されず
ただの人形へと成り果てた

『僕にはもうできないな』

それだけを残して
僕は『僕』を捨て去った



19/06/08 00:33更新 / 黒空



談話室



■作者メッセージ
いつか望みは叶う
信じていたけれど
そんな戯言
まともに受けていた僕が
滑稽だな

延々と叶うことのない望み
だったのに…ね

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