ポエム
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ささい

ライトが照らし
月の白が浮き立つ
雨に濡れた道

鈴の音
生きていると囁き
重なり

煙草の煙が濃く
頬を刺す寒い冬の風

傘を避けて
華奢な肩に残る雪

校舎の屋根が見える
緩やかにのぼる緑のベッドで

手が届きそうな空と
葉の音に抱かれて眠った


今日は仕事をサボり
夢想に浸る

かつてあった場所
そこに居た私と
体を満たす空気や音

幸せは言い過ぎで
何も特別でなく
不思議でもない

けど求めている

現実と折り合いをつけられない
幼稚な逃避

誰にでもある
でも誰も口に出さない

そんな些細なこと
些細で大事なこと
20/04/24 22:16更新 / 藁の家



談話室



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