ポエム
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どうしようもなく

どうしようもなく、顔を
出しては隠れるそれを
目を瞑って
避けてみては手にとって

風に
揺られる綿毛のように
波に
さらわれた砂のように

静けさを持ち
温いあたたかさを持つ

それは
何というのだろうか

どうしようもなく稚拙で

知性のかけらもないそれは

剥き出しのわたしだったもの

秋の夜の月が

それを想い起こさせるのだ
19/12/19 02:36更新 / 藁の家



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