今日も僕は喇叭を吹く
午後一時
僕は今日も此処へ来る
理由は勿論
喇叭を吹くため
銀の喇叭を取り出して
今日も二時間
吹き鳴らす
午後二時半
喇叭を吹くこと一時間
向こうの山の彼方から
長號の音が鳴り響く
其れはあたかも雄叫びで
僕の心を奪い取る
午後三時
気付けば既にお八つ時
彼方にある長號の音は
未だに此の地を轟かす
下山しながら僕は不図
遠くの山へ
目を向けた
僕は今日も此処へ来る
理由は勿論
喇叭を吹くため
銀の喇叭を取り出して
今日も二時間
吹き鳴らす
午後二時半
喇叭を吹くこと一時間
向こうの山の彼方から
長號の音が鳴り響く
其れはあたかも雄叫びで
僕の心を奪い取る
午後三時
気付けば既にお八つ時
彼方にある長號の音は
未だに此の地を轟かす
下山しながら僕は不図
遠くの山へ
目を向けた