ポエム
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白銀を君と
足跡のぼやけた白銀の街路を
何一つ溢れないよう遠くを見て歩く

きっと君は月を見ている
きっと僕にだけ見えないのだろう
だから僕は月を詩った

何も見ていない君の隣で

退屈だ
僕の頬に解けた雪を
君は涙だと笑った

仕方がないので嗤った
悴んだ右手を嗤った
22/03/23 09:28更新 / カンパネルラ



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