薄鈍と窓辺
君の素直を気取った一言と
皮肉めいた瞳孔と
その奥の厭世観の硝子体は
気圏と虚空を合わせたほどに美しかった
明確な根拠と
強固な意志と
勇敢な正義の贋作は
私の中で血を巡らせる
あの美しさをもう一度、
すべていらないからもう一度、
淡い
いっそ消えちまえばいい
淡い
その惰性の鼓動が止まればいい
淡い
靴を履くのも億劫だ
私のくだらない白昼夢だ
皮肉めいた瞳孔と
その奥の厭世観の硝子体は
気圏と虚空を合わせたほどに美しかった
明確な根拠と
強固な意志と
勇敢な正義の贋作は
私の中で血を巡らせる
あの美しさをもう一度、
すべていらないからもう一度、
淡い
いっそ消えちまえばいい
淡い
その惰性の鼓動が止まればいい
淡い
靴を履くのも億劫だ
私のくだらない白昼夢だ