腕時計
片手首を鎖で締めつけて
思考を規則で縛りつけて
僕等は毎日を廻している
針の打つ音に
僕等の本音は掻き消され
針の指す時刻に
僕等は盲目になった
だが何故鎖を引き千切らないのか?
何故針を折らないのか?
何故盤面を叩き割らないのか?
そうして何故手錠を解いて仕舞わないのか?
僕等は知っている
時を忘れるべく何かに没頭しても
我を忘れるくらいに働いても
暫くもすれば妙に落ち着かなくなって
針の位置を確認したくなることを
歯車は手首に乗っているのではない
身体の真ん中で回っている
ただ毎日を回してい生きることで
僕等自身が歯車になる
針は盤面上指すのではない
身体を貫いて血を滴らす
この傷を癒す術を探そうとせず
生きている証であると信じる
手錠は所属だ
僕等は結局のところ
一人では生きられないのだから
思考を規則で縛りつけて
僕等は毎日を廻している
針の打つ音に
僕等の本音は掻き消され
針の指す時刻に
僕等は盲目になった
だが何故鎖を引き千切らないのか?
何故針を折らないのか?
何故盤面を叩き割らないのか?
そうして何故手錠を解いて仕舞わないのか?
僕等は知っている
時を忘れるべく何かに没頭しても
我を忘れるくらいに働いても
暫くもすれば妙に落ち着かなくなって
針の位置を確認したくなることを
歯車は手首に乗っているのではない
身体の真ん中で回っている
ただ毎日を回してい生きることで
僕等自身が歯車になる
針は盤面上指すのではない
身体を貫いて血を滴らす
この傷を癒す術を探そうとせず
生きている証であると信じる
手錠は所属だ
僕等は結局のところ
一人では生きられないのだから