てんとうむし
ヒメジョオンの上のてんとうむしを
そっとつまんで 手のひらにのせる
指をぴんと立てれば
てんとうむしは てっぺんにのぼる
そうして
赤と黒のその硬い体のしたから
ゆっくりと もう一枚の羽を出す
薄く 透ける 茶色の羽
まるで琥珀
そのままふわりと そらへ向かって飛ぶ
生きている
それは あなたも
私も
夢の羽を枯らさないように
大切にしよう
いつか飛ぶときのために
その赤い 温かい心に秘めておくのだ
風が強く吹いていても
そっとつまんで 手のひらにのせる
指をぴんと立てれば
てんとうむしは てっぺんにのぼる
そうして
赤と黒のその硬い体のしたから
ゆっくりと もう一枚の羽を出す
薄く 透ける 茶色の羽
まるで琥珀
そのままふわりと そらへ向かって飛ぶ
生きている
それは あなたも
私も
夢の羽を枯らさないように
大切にしよう
いつか飛ぶときのために
その赤い 温かい心に秘めておくのだ
風が強く吹いていても