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不恰好な翼
不恰好な翼
いつかなんとなく 飛べるって信じてた

大空は
意味なんて持たず
憧れとして 
ただ広く 美しく

走るための足で
とりあえずはただ ジャンプしてみたりして

大空へ
理由なんてもたず
憧れとして
ただ遠く もっと強く

不恰好な翼
いつかなんとなく 飛べるって信じてた

お前なんかじゃ無理だって言われても
そんなことはないって思ってた

大空は
僕なんて知らず
青々として
ただ高く ただ遠く

飛べるんだって信じてた
行けるんだって信じてた
この小さな翼で
不恰好な翼で
飛べるって本気で信じてた

だけど

最近はもう 跳ぶのもやめた
自分はうずらってことが よくわかったから

大空は
何事も無く
青々として
17/08/28 12:53更新 / なさか



談話室



■作者メッセージ
わたしもうずらのようで

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