こんぺいとう
無機質なのにやけに煩い街の
片隅に生えた家屋の中で
何も心配いらないさ
こんぺいとうがあれば
まずは、ひとつぶ
ほしくずの錠剤はほんのり甘い
手のひらの針よりも
染みのついたブレザーよりも
ころころ とげとげ 存在感
ひとつぶ、またひとつぶ
砂糖に喉が乾いたって
永遠よりも今を生きたい
つぎは、いくつぶ
スプーンの流れ星
まぶたの上にはとかげ
あたらしいつつみがみ
明日の空が曇るのなら
今日の空を目に焼き付けたいが
街の明かりに気圧されてしまい
星が歌えていないじゃないか
それなら、またひとつぶ
わたしは、うちゅうを、のみほした!
わたしが宇宙になろうじゃないか
星たちに近づきたいから、空を飛ぶ
さようなら、こんぺいとう
片隅に生えた家屋の中で
何も心配いらないさ
こんぺいとうがあれば
まずは、ひとつぶ
ほしくずの錠剤はほんのり甘い
手のひらの針よりも
染みのついたブレザーよりも
ころころ とげとげ 存在感
ひとつぶ、またひとつぶ
砂糖に喉が乾いたって
永遠よりも今を生きたい
つぎは、いくつぶ
スプーンの流れ星
まぶたの上にはとかげ
あたらしいつつみがみ
明日の空が曇るのなら
今日の空を目に焼き付けたいが
街の明かりに気圧されてしまい
星が歌えていないじゃないか
それなら、またひとつぶ
わたしは、うちゅうを、のみほした!
わたしが宇宙になろうじゃないか
星たちに近づきたいから、空を飛ぶ
さようなら、こんぺいとう