名も無き花
私は知らなかった
ひとつの花に唇を寄せれば、
こんなにも胸が締め付けられることを
たった今まで
この花は、根と繋がり、地と繋がり
見ず知らずの深い縁と繋がっていた
でも、その繋がりのなかに
私はいなかった
人は誰しも
なにかを捨てなければ
何かに出会えない
ポキリ、と鳴って離された縁
でもあなたがいる限り
それは確かに存在する
捨てられたものはなんだったか
捨てたものはなんだったか
それはおとぎ話に変えましょう
新しい縁を抱きしめて
あなたと出会えた
名も無き花
ひとつの花に唇を寄せれば、
こんなにも胸が締め付けられることを
たった今まで
この花は、根と繋がり、地と繋がり
見ず知らずの深い縁と繋がっていた
でも、その繋がりのなかに
私はいなかった
人は誰しも
なにかを捨てなければ
何かに出会えない
ポキリ、と鳴って離された縁
でもあなたがいる限り
それは確かに存在する
捨てられたものはなんだったか
捨てたものはなんだったか
それはおとぎ話に変えましょう
新しい縁を抱きしめて
あなたと出会えた
名も無き花