ポエム
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生命の記憶
夢を観ていた

それはまだ 意識の内の
時空との間に 在るだけの夢

海の流れる音と 空と繋がっている感触が
心地よかった

それは胎児の記憶なんだ
肉体と精神の 光に抱かれた 揺り籠の中の記憶

そこはとても寝心地が良いから
いつまでも眠っていたくて

起こそうとする声に
もうすこし もうすこしだけ と
意識を持った 瞬間に 目が醒める

そして 急に離れたことに 驚いて 悲しくなって
すこし泣くんだ
いつも ちゃんと行ってきますと 伝えられないから

でも 良いんだよね
たとえ どんなに遠く離れてしまっても
ちゃんと心の奥底では 光が 流れてる 繋がっている
19/10/27 01:58更新 / なさか



談話室



■作者メッセージ
そんな夢を観たことがあったような

この光は いったい何なのだろう
ふいに思い出して 心地よくて 懐かしい

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