振り向いてほしいの

こっちを見てほしいの

その飾らない笑顔で

笑いかけてほしいの



まぁ
叶うわけないけどね



──

─

笑われるか

嫌われるか

両方か





「男の子って、そんなもんでしょ」





そう思って生きてきた
実際そうだったし







でも

君は違った







私を笑う事はなかった

私の悪口も言わなかった

私













私に













私に

優しく声をかけてくれた












何でそんなに優しいの？

私を笑わないの？

私にイライラしないの？

















「君は、違うの？」















──

─



あの時以来
君とは全く話せていない

話したいけど
どうしても話せないの



君に
不快な思いをさせたくないから

君に
迷惑をかけたくないから



私が耐えれば良い話
それだけでしょ



















あーあ

















もっと勇気出してれば
変わってたのかな





















もういいんだ
いいんだよ























卒業まで
あと少しだね

■作者メッセージ
大好き
ただそれだけなんです。