私の心の中に子グマがいる。

子グマは夢を見る

幸せな生活を、暖かい家族を

子グマはどんな時でも歩く

悲しい時も 苦しい時も 嬉しい時も 幸せな時も

笑顔で歩き続ける

私が挫けそうな時、子グマは私を抱き締めてくれる

小さな身体でボロボロになっても

私を抱えて子グマは歩く

なんでそんなに頑張るの？

無理しないでいいよ、止まろうよ

子グマは私が何を言っても

抱き締めてくれた後、歩き出す

私は知らなかった 彼は私なんだと

彼はそれでも歩くしかないと知っていたんだ

子グマの歩く歩幅が小さく弱々しくなってようやく知ったんだ

私を抱き締めてくれた子グマを私が抱き締めてあげなきゃダメなんだって

私は泣いて子グマを抱き締めた

子グマも泣いた 大粒の涙を流し

子グマも泣いた 私を強く抱き締めて

私は子グマと歩いてる 手を繋いで

私は子グマと明日も歩く 笑顔になるように