哀想
夜風が頬を撫でようとする時
破り捨てれない手紙を思い出す
指が動いただろう数だけの想いに
遠く忘れてた傷痕へ酷く鋭く食い込む
横顔にかかった髪の毛
何かへ馳せる視線を隠して
哀しみが形を成す前に
想いが重たくなるにつれて引摺り
もう思い出せない顔は幼いまま
やがて全て消え失せるくらいなら
この想い出を破り捨てて
証の無い指で
名前を与えるのを嫌っていた
姿に変えて終えば尽きそうなくらい
深く深く溺れてしまったから
呼吸が片方だけ止まってしまったから
ねぇこんなにも同じ想いを抱いているのに
決して欠け削れる事の無い温もりが
背中合わせに凍らせていく
やがて全て溶けてしまうくらいなら
今アタシを燃やし尽くして
証の無い指で
何度も何度も汚してきた輝きが
最初からただの闇だったなら
堕ちていった先の輝きでしか無いなら
今すぐ切り裂いて染め抜いて
証の無い指で
アタシを哀しみに変えて終って
破り捨てれない手紙を思い出す
指が動いただろう数だけの想いに
遠く忘れてた傷痕へ酷く鋭く食い込む
横顔にかかった髪の毛
何かへ馳せる視線を隠して
哀しみが形を成す前に
想いが重たくなるにつれて引摺り
もう思い出せない顔は幼いまま
やがて全て消え失せるくらいなら
この想い出を破り捨てて
証の無い指で
名前を与えるのを嫌っていた
姿に変えて終えば尽きそうなくらい
深く深く溺れてしまったから
呼吸が片方だけ止まってしまったから
ねぇこんなにも同じ想いを抱いているのに
決して欠け削れる事の無い温もりが
背中合わせに凍らせていく
やがて全て溶けてしまうくらいなら
今アタシを燃やし尽くして
証の無い指で
何度も何度も汚してきた輝きが
最初からただの闇だったなら
堕ちていった先の輝きでしか無いなら
今すぐ切り裂いて染め抜いて
証の無い指で
アタシを哀しみに変えて終って