僕はもうここにいない
僕はもうここにいない
北極の向こう　オーロラの向こう
よだかの横にただいたい
醜いと言われても　光続けたい
誰も照らさなくていい
照らしたくない
くっそたれなこの世界なんか
みんな消えちまえ
太陽なんか北風なんか消えちまえ
君だけ残して他は取っ払って
そこで泳ごう　ゴミひとつないこの海で
こんな歌捨てて　太陽なんか燃やして
月なんて凍らせて　歌おう
このくそったれな世界に

僕はもうここにいない
僕はもうここにいない
南極の向こう　北極星の向こう
ただ君がいればそれだけでいい
服も何もいらない　青空なんて　
夕日なんて　そんな綺麗なものいらない
ただよだかのように汚い光を出し続けたい
誰も照らさなくていい
こんな歌も死んでしまえ
ただあなたがいればそれだけで
それだけで十分

よだか　君の隣で僕は踊ろう
君は僕の友達でもなんでもない
僕は君の恋人なんかじゃない
ただあなたを思いたいだけ
またいつか夢で逢えたら　
また君に逢えたら


僕はもうそこにいない
僕はもうそこにいない
ハロー　ハロー
ハロー　ハロー
くっそたれな世界

■作者メッセージ
少年は傷つかないために大人になる