ポエム
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余白の波
自ら歌われることを欲する
たくさんの歌が 何らの
楽器も携えずに もろもろの
心情をともに持っている

小さな命たちであるかも知れない
それは―生きよう―として
前へ前へと進む己れの力を
信じて 微笑みながら今日をゆく

一日をおこなうことの一切が
朝の微妙なバランスの上で
そのページの余白に波を起こす

一ページは一面の海である
内包された豊穣さに比例して
数々の生への可能性の盛られた大洋である
21/04/21 16:53更新 / 武中義人



談話室



■作者メッセージ
いい気候になりました。今日は、少し暑いくらいでした。元気でゆきましょう。

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