ポエム
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ソネット(一篇)
この空と窓の明るさよ
朝日に照らされて
最初はか黒く 瞬時に
黄金色に変わってゆく

果たしてそれは日々であろうか?
きっとそれは今日一日の終わりに
眠りの果実として取って措く
最上の夢の甘味なのかも知れない

コーヒー一杯から始めてゆく
今日という日の同じような繰り返し―
それは幾度反復しても新しいのだ

真昼に向かってゆく意志
そして静かに抑えられてゆく情感―
この一致が明日へと根を張ってゆくのだ
21/04/10 16:25更新 / 武中義人



談話室



■作者メッセージ
思ったよりも風は冷たく、長い橋を渡っていると、向こうの竹藪が明るく輝いたのは、嬉しかったです。

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